ドラえもん
私は慄然たる思いで机の引出しから突如現れたそ の異形の物体を凝視した。 それは大小の球体を組み合わせたとしか言い様の 無い姿をしており、狂気じみた青色が純白の顔と 腹部を縁取っていた。 這いずり回るような冒涜的な足音で私に近付く と、何とも名状し難き声で私と私の子孫のおぞま しき未来を語るのであった。 また、それは時空を超越した底知れぬ漆黒の深淵 に通じる袋状の器官を有しており、
らざる奇怪な装置を取り出しては、人々を混迷に 陥れるのであった。
らざる奇怪な装置を取り出しては、人々を混迷に 陥れるのであった。