怖い話
母の書き置き
2013.10.07 (Mon)
ご近所からは面倒見が大変よく、情に厚く、明るく気さくで
とても好かれている母。
家では、長年体の不自由な父を献身的に支えてきた母。
家を出て一人暮らししている兄に、時々食糧を送り気遣う母。
朝から夜中まで仕事の毎日で疲れている私を気遣い、
私の好物を買ってきてくれている母。
たった今、仕事から疲れて帰宅すると、
私の部屋のテーブルに見慣れない紙が置いてあった。
その紙には、大きな文字で走り書きしてあった。
「死ね。」
どうみても、母の字だった。
・・・・・・・母は私が鬱病で通院しているのを知らない。
(母に心配かけまいと私も必死で生きてきた)
私が死ねば母は少しは後悔してくれるのだろうか。
それとも、喜ぶのだろうか。それすらもう、わからない。
書き置きが、捨てられない。
2013.10.07 (Mon)
ご近所からは面倒見が大変よく、情に厚く、明るく気さくで
とても好かれている母。
家では、長年体の不自由な父を献身的に支えてきた母。
家を出て一人暮らししている兄に、時々食糧を送り気遣う母。
朝から夜中まで仕事の毎日で疲れている私を気遣い、
私の好物を買ってきてくれている母。
たった今、仕事から疲れて帰宅すると、
私の部屋のテーブルに見慣れない紙が置いてあった。
その紙には、大きな文字で走り書きしてあった。
「死ね。」
どうみても、母の字だった。
・・・・・・・母は私が鬱病で通院しているのを知らない。
(母に心配かけまいと私も必死で生きてきた)
私が死ねば母は少しは後悔してくれるのだろうか。
それとも、喜ぶのだろうか。それすらもう、わからない。
書き置きが、捨てられない。