16日午前、関東・東海付近へ=大型で強い台風、厳重警戒―気象庁

大型で強い台風26号は15日午前、沖縄・南大東島の東海上を北上した。沖縄本島や奄美地方、九州南部、四国の一部が強風域に入り、沖縄から東海にかけての太平洋沿岸では雨が降った。16日午前に東海や関東の太平洋沿岸にかなり接近し、17日未明までに東北・北海道沖で温帯低気圧に変わる見込み。
 気象庁は16日にかけて九州から北海道の広い範囲で暴風や高波、大雨に厳重に警戒するよう呼び掛けている。交通の乱れにも注意が必要。16日の太平洋側は猛烈なしけとなる。
 16日にかけての最大瞬間風速は、関東と伊豆諸島、北海道50メートル、東海と東北45メートル、北陸35メートル。波の高さは関東と伊豆諸島12メートル、東北10メートル、沖縄と北海道9メートル、東海8メートル、近畿7メートル、九州・奄美と中国、北陸6メートル。16日午前6時までの24時間雨量は東海350ミリ、伊豆諸島300ミリ、関東甲信と近畿250ミリ、中国と北陸、東北150ミリと予想される。