異例の結果に…「グッドデザイン賞」発表  優れたデザインに贈られる「グッドデザイン賞」が7日、発表された。創設以来、初めて「大賞・該当なし」という異例の結果となった。  デザインの力で産業を発展させるために作られた「グッドデザイン賞」は、1957年に当時の通商産業省が創設した。

これまでの受賞件数は4万件に及び、“時代を映す鏡”と呼ばれてきた。近年では、AKB48が“会いに行ける”という新しいアイドル像を生み出し、受賞。デザインの解釈は広がりを見せている。
 今年度、グッドデザイン賞に選ばれたのは1212件。その中から「大賞候補」にあがったのは、東京都目黒区にある首都高速道路の「大橋ジャンクション」や、荷物を載せてもふらつかないよう重心を低く作られた自転車「ノイズカーゴ」、スマートフォン向けアプリなど広がりを続けている地図サービス「Googleマップ」など、大型建築物から車、イスなどにいたるまで計10件が並んだ。
 この中から7日、「大賞」が決定する予定だったが、創設以来、初めて「大賞・該当なし」という異例の結果となった。