10/26 21:00 恋心愛美が大量に投げつけたグレネードが、空間に振動し、歪みができる。
恋心愛美は、空間の歪みに勇者達を誘導する。
空中を浮遊できるハルナとシュリ、ユウそしてアリスに他の勇者達を運んで貰い、後を任せた。
恋心愛美は、全員に最期のお別れをした。
「私は、天神の撃破任務を…皆を脅かす闇源を始末する。天神の悲哀が転身しないよう…私の身体を封印儀式に捧げるわ…。私は、もう戻れないけど…今まで楽しかったわ…！」
勇者達は、悲しみに暮れた
「恋心愛美…。顔が見れるのは、これで最期か…。」
恋心愛美に天神を任せ、勇者達は脱出地点の歪みを目指した。恋心愛美の背中を見ながら…。
恋心愛美は、天神に最期の抱擁をかけた。
「天神よ、楽になれ…！」
そう言うと、恋心愛美は優しく天神を抱いた。グレネードの威力で、世界が崩壊するのを喜ぶように天神は、子供の様に笑う。
「ありがとう、恋心愛美…。私は、解放されたのだな…。天神を装うのは、もう疲れた…。」
二人はガレキの中へと消えていった。
一方、勇者達はというと…。
ちょうど歪みから抜け出した所だった。
チックが皆に問う
「ここは…？」
遠くから、声が聞こえた「オーディンは死んだ…。ここは、ゴッドキル世界を抜けたすぐの世界だ。どうだ、真っ白だろ…？」
万零が、影に気付いた。
「ポルカ！生きていたか！何故、ここに？」
ポルカは答える
「現実世界のオーディンを殺った。その瞬間、ゴッドキル世界は著者死亡により崩壊する。現実世界でも同じだ。著者死亡により、オーディンの続編という未来欲望が失われたため、未設定の真っ白の世界が出現した。それがたまたま、お前等の時間軸と引き付けあったのだろう？」
刹那縁がうなづく
「ほぅ…。で、出口は…？」
ポルカは、言葉につまずく。
「わからない…。」
ｺﾞｯﾄﾞｷﾙﾘﾆｭｰｱﾙEND fin② 完結
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