[4]
06/15 04:05
>>3

風がひとつ去った。
一陣の疾風が俺のすぐそばで
「あれが、同じスキルなのか……」
疾風。誰もが知るローグの初期スキル

ただの先制攻撃にしかならないはずのその一撃が、確実に相手の喉元を貫いた。

「こんなものか……」

自分の事を「浩さん」と、さん付けで名乗る酔狂な男はふぅ、とため息を吐くと俺に向かって叫んだ


「や ら な い か」


俺は全力で逃げ出した


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