――歌ではメインのパートを歌うことが多いおふたりにこんなことを言うのもどうかと思うんですが、新曲は、また歌の難易度が上がっていますよね。新曲『Luv Sick』はテンポも速いし、コーラスの重ね方も複雑で。<br /> 北山　ファンの子たちが、振りとか覚えられないんじゃないかって、僕らもちょっと心配になります。それに、両A面の『SNOW DOMEの約束』も、歌うのはすごく難しいんですよ。<br /> ――ドームライヴも近いですが、ライヴはどうなっちゃうんだろう？ と、期待と不安の両方が高まります。<br /> 藤ヶ谷　アハハ。ホントそうだよね。<br /> ――藤ヶ谷さんが、『Luv Sick』を最初に聴いたときの印象は？<br /> 藤ヶ谷　（ドラマの）『仮面ティーチャー』（日テレ）を、ちょうど撮っているときにデモができたんですよ。撮る前に５回ぐらい聴かせてもらって、7人で歌ったらこういうふうになるんじゃないかなってイメージしながら。<br /> ――実際に歌ってみて、どうでしたか？レコーディングのときは歌割りとかも決まってたんですか？藤ヶ谷　歌割りは、とくに決まってなかったんです。曲自体は、ドラマの世界観や疾走感が出ているけれど、例えばライヴなんかでは、演出や仕掛け次第で化ける曲かなと思いました。全テイク歌いましたね。結果的に自分とは全然関係ないところまで歌ってるよな。<br /> 北山　うん（笑）。<br /> ――歌ってみてどうでしたか？<br /> 北山　結局、デモの段階だと、主題歌っぽい感じが強くて、なかなか自分たちの曲だっていう実感が湧かなかったんですけど、実際に歌ってみたら、ちゃんと歌が身体の中に入ってきたし、キスマイの曲だって感じがしました。印象が、デモのときと違ったかな。