カラ出張で1860万円を不正受給、四国電  四国電力原子力保安研修所の所長がカラ出張を繰り返し、約1860万円の出張費を不正に受け取っていたことがわかった。四国電力は29日付で懲戒解雇処分にしている。

懲戒解雇処分となったのは、愛媛県松山市にある四国電力原子力保安研修所の所長だった50代の男性。四国電力によると、前所長は2007年12月から2013年10月までの6年にわたり281件の架空の出張を申請し、約1860万円の出張費を不正に受け取っていたという。
 前所長は「飲食などの遊興費に使った」などと話しているということで、四国電力は全額を返済していることから刑事告訴しない方針。四国電力は「綱紀粛正と再発防止のための管理体制の強化に努める」とコメントしている。