かき氷

かき氷
もっとも一般的に普及している呼び名。東京方言の「ぶっかきごおり」から。「みぞれ」、氷水(こおりみず)、近畿で「かちわり(ごおり)」など様々。
フラッペ (フランス語:Frapp)
本来はクラッシュドアイスにリキュールなどの酒類を注いだ飲料。日本ではかき氷にシロップをかけたものを指す事が多く、かき氷とほぼ同一のものかき氷と比較して、氷の砕き方がやや大粒であるなどとする説、一旦かき氷状にした氷に掌で圧力をかけて少々固めたものを、かき氷とは別にフラッペと呼ぶ地域(大阪府近辺など)もある。後者の場合、メニューに「かき氷」とは別に「フラッペ」が表記されていたりもする。となっている。和風喫茶や甘味喫茶ではかき氷と呼び、喫茶店やパーラーなどの和洋折衷または洋風の飲食店ではフラッペと呼ぶことが多い。

  • [4] 涼しさを演出する透明なガラスや切子(きりこ)の広口の器を用いることが多い。氷が溶けにくいように、肉厚の陶器の丼が用いられることもある。明治時代には水呑コップや脚付きコップなどの汎用のコップが使われていたが、明治の終わり頃から氷コップと呼ばれる専用のガラス器も使われるようになり、この器は大正時代から昭和の戦前頃まであぶり出し技法などを駆使し 2013/11/07 00:38

    た独特の発達を遂げた。
    洋風
    器を手で持ったときに手の体温で氷が溶けにくいように細い脚が付いたガラス器を用いることが多い。
    発泡スチロール
    露店での販売では発泡…全文
  • [3] 作り方の一例を示す。これらシロップのかけ方や量は地域差がある。 あらかじめかき氷を入れる器を冷凍庫などで冷却しておく。 器にかき氷器を用いてかき氷を若干載せ、シロップをレードル(甘露尺、甘露杓子)一杯分をかける。 続けて、かき氷器を用いてかき氷を盛る。この時、器は斜めに満遍なく回転させ山盛りになるように盛りつける。 2013/11/07 00:35

    シロップを1-2杯程度かける。
    各種盛りつける果物や添え物などのトッピングを載せる。
  • [2] 売される事を取り締まるために内務省から「氷製造人並販売人取締規則」が公布された。これにより営業者は、衛生検査に合格した氷の生産地・販売者名を示したのぼりや看板を掲げる事が義務付けられた。 1882年(明治15年)頃に博物学者のエドワード・S・モースが、かき氷を食べたことを自著に記している。 1887年(明治20年)、村上半三郎が氷削機(ひょうさくき)を発明し特許を取る。 1897年(明治30年)頃以降は機械製氷が主流となる。 昭和初期(1930年頃)に氷削機が普及し、一般化する。 2013/11/07 00:33

    第二次世界大戦前は、削った氷に砂糖をふりかけた「雪」牧村史陽編、『大阪方言事典』p737、1955年、大阪・杉本書店か、砂糖蜜をかけた「みぞれ」、小豆餡をのせた「金時」が普通のメニューであった。
    …全文
  • [1] 史実上の記録は平安時代に清少納言の『枕草子』「あてなるもの」(上品なもの、良いもの)の段に、金属製の器に氷を刃物で削った削り氷(けずりひ、文中では「けつりひ」)に蔓草の一種である甘葛(あまかづら・あまづら、蔦の樹液または甘茶蔓の茎の汁)をかけたとして「削り氷にあまづら入れて、新しき金鋺(かなまり)に入れたる」と記述されている。 2013/11/07 00:31

    1869年(明治2年)、神奈川県横浜にある馬車道で初めての氷水店が開店する(日本においてアイスクリームを発祥させた店でもある)。
    1871年(明治4年)、中川嘉兵衛が五稜郭の外壕で生産した天然…全文