ロサンゼルスにもほど近いロングビーチ沖のある島から、文字通り超ビッグなニュースが発信されたことを『Metro.UK』が伝えている。18フィートもある巨大な魚が発見されたというのだ。滅多にお目にかかることのないこの魚の正体とは…!?
南カリフォルニアはロングビーチから南西方向に40kmほど海を渡ったところのサンタカタリナ島で、このほどとんでもない大きさの魚が発見された。大きさは約5.5メートル。担ぎ上げるにあたっては成人15人が並んだというから、重さも相当なものであろう。
第一発見者は、同島にある海洋科学の専門学校「Catalina Island Marine Institute」で指導しているジャズミン・サンタナさんという先生。島の周りでシュノーケルをしていてこの巨大魚に遭遇したという。これは大蛇か巨大なハモか。はたまた海の大切な守り神だったのではないかなど、海の生き物に詳しくない人々は想像力を色々と膨らませたが、発表されたこの魚の正体は“リュウグウノツカイ(英名:Oarfish)”というものであった。
太平洋ばかりかインド洋、大西洋の外洋にも生息するが、深海魚であるために人間が発見することはまずないという“リュウグウノツカイ”。ジャズミンさんも「自然死を遂げたのか、全く動かなかったために四苦八苦しながらもどうにか引っ張って来ることが出来ました」と話している。
その巨大魚は頭部に激しい損傷が認められるが、いずれ修復および適切な処理を施して一般見学者への展示を予定しているそうだ。3,000フィート(約914m)も潜った深海には、この写真の魚の2倍もある“リュウグウノツカイ”が生息しているとは驚くばかり。過去には15メートル大の個体の存在が報告されたこともあるそうだ。